術前
歯髄の感染による根尖病変と歯周病の
進行により、抜歯の診断を受けていた症例
術前
う蝕による歯髄感染と根尖病変、
歯周病の進行が認められた
術後6年経過時
良好な状態が維持されている
術後6年経過時
歯内療法と歯周療法によって
根尖病変は消失し、
歯周病もコントロールされている
術前
第一大臼歯に強い痛みが発現し、
歯肉から膿が排出されている
術前
抜歯とインプラント治療を
勧められている例
大きな根尖病巣と
根分岐部病変が認められた
術後3年経過時
治療後3年経過時
症状は消失し、
良好な状態が維持されている
術前
抜歯を勧められている例
第二大臼歯に大きな根尖病変が認められる
治療後8年経過時
根尖病変は消失し、
歯槽骨再生が認められる。
治療後8年経過時
良好な状態が維持されている
う蝕治療 治療前
殆どの歯の抜歯が必要と診断を受けた患者
治療前顔貌
上顎は殆どの歯冠が失われていた
治療後
ほぼ全ての歯を保存し、
欠損部に対しては最小限の
インプラント治療を実施
治療後
機能と顔貌が回復
術前 歯の破折による抜歯適応症例
破折により内部感染を起こし、
激痛で来院された
過去に奥歯を一本失っていることから、
できる限り歯を残したいという
強い希望があった
感染を除去し、
破折が広がらないように形成
破折線がはっきりと認められた
症状の推移を仮歯で確認しながら治療
症状の消失が得られた
術後10年経過時
安定した状態が続いている
術前 歯の破折症例
突然の激痛で来院
歯が破折し、内部感染を来していた
破折線がはっきりと認められる
できる限り歯を残したい
という強い希望があり、
仮歯での経過観察を経て修復
術後5年経過時
安定した状態が維持されている
術前
義歯が合わず、痛くて食事が摂れない状況
上下顎共に著しい顎堤吸収が認められる
作成したが使っていないという
義歯を数種類持参された
食事の時だけ入れる義歯の顔貌
当院にて作製した総義歯
治療後の顔貌
自然な口元と機能が獲得できた
6ヶ月後
義歯は安定した状態で使用できており、
歯石が付着していた
6ヶ月後
顎堤粘膜に傷はなく、
食生活に支障のない状態が得られている
術前
義歯が動き、痛くて噛めない状態であった
舌下の口腔底軟組織の張り出しと
緊張は強く、義歯が持ち上げられることで
安定しない
上下顎ともに顎骨吸収は著しい
開口すると、周囲軟組織の緊張によって
義歯が強く持ち上げられた
義歯の不適合が原因と考えられた
当院で完成した総義歯
痛みが強いため、
下顎には軟質裏層材を使用した
義歯形態の回復によって十分な吸着が得られ、
大開口においても義歯は浮き上がらなくなった
機能的にもナッツを食べられるまでに改善した
局所的な歯肉炎が認められる
(赤丸部分)
原因はポケット深部にある歯石
マイクロスコープで確認しつつ
無麻酔で除去
治療から1週間後
原因が除去されたことにより、
炎症は改善した
治療前
ポケット深部にある歯石により、
炎症が引き起こされている
マイクロスコープ下で、
巨大な歯肉縁下歯石が確認された
無麻酔で深部歯石を丁寧に除去
ポケットのさらに深部(4mm以上)まで
歯石が到達している
通常では外科的な対応が必要となる
症例である
Microscope下で確実に歯石の位置を
把握し、細いThinsertチップにより
非外科的に除去する
歯石が確実に除去されていることを
Microscopeで確認する
このような確実な歯石除去が、
組織を治癒に導く
肉眼では見つけにくい
上顎大臼歯ポケット内の歯石
Microscope下での
Thinsert スケーリング
巨大な歯石を摘出
初診時
歯磨きをすると出血するとのこと
全顎的な歯周病の進行が認められる
適切なブラッシング指導後1ヶ月
歯ブラシだけで出血は認められなくなった
その後、非外科的に歯石を除去した
3年経過メインテナンス時
正常歯肉が維持されている
適切なブラッシングが身についたことから、
その後歯周病の再発はない
初診時
歯肉が痛く、ブラッシング時に
出血するとのこと
歯周病であり、あらゆる箇所からの
出血が認められた
メインテナンス時
ブラッシング指導と非外科的な
歯石除去のみによって
改善、維持されている。