Endo Forum 2015 (Innsbruck)
2015年03月26日
先月、インスブルックで行われたEndo Forum 2015のご報告です。世界各国から1-2名の歯科医師が招待されて行われるクローズドな歯内療法関連のフォーラムです。今年は欧米を中心とした43カ国の92名が集まり、日本からは大学教授のI先生と私が参加しました。歯内療法の成功率を上げるために重要な根管拡大、根管洗浄等について、研究者らによる最新の知見を基に活発な意見交換がなされ、さらに今後日本にも輸入される最新治療機器の世界初の発表、そしてハンズオンが行われました。明日からの臨床に生きる数多くの最新情報を得て参りました。
より安全かつ確実な治療を行うためには、私たち臨床医の知識と技術を高め続けること、そして主にヒューマンエラーを減らすという面においては、高い科学技術の応用は不可欠であり、今回も大きな進歩を感じて帰国しました。日々の臨床、研究、そして教育において、こうした情報を最大限に生かすべく、改めて身を引き締めております。
Innsbruckの美しい旧市街 Prof.Castellucci & Prof. Berutti
←「大阪大学歯学部同窓会第89回学術講演会」前のお知らせへ 次のお知らせへ「2016年総括(著書/Endo Forum in Luzern/AAE in San Francisco等)」→